農業委員会組織とは、農業委員会法に基づいて設置されている3段階の組織です。
県内には、芦屋市を除く40市町に農業委員会が設置されています。また、都道府県農業委員会ネットワーク機構として公益社団法人ひょうご農林機構が指定されており、その内部組織である兵庫県農業会議が全国農業会議所と連携して農業委員会の活動支援等を行っています。
兵庫県農業会議は、農業委員会法に基づき昭和29年8月に設立され、兵庫県知事の認可法人として業務を進めてきましたが、平成27年の法改正に伴い、平成28年4月1日より一般社団法人に移行するとともに、知事より都道府県農業委員会ネットワーク機構としての指定を受けました。
その後、農業・農村を取り巻く諸課題にワンストップで対応できる体制を構築するため、令和3年4月1日に農地中間管理事業等を所管する公益社団法人兵庫みどり公社と統合し、新たに公益社団法人ひょうご農林機構(以下、「農林機構」という。)が発足しました。
これにより、兵庫県農業会議は農林機構の内部組織となりましたが、これまでの農業委員会活動支援や就農支援に加え、農地中間管理事業や農業後継者育成事業、農村地域づくり支援など農林機構が実施する諸事業との連携強化により、担い手・農地施策を一体的かつ効果的に推進しています。